主要種識別の流れ

1.雌成虫を識別する

2.全体の印象

3.ムチカブリダニ亜科

4.ムチカブリダニ属①

5.カタセンカブリダニ属

6.ムチカブリダニ属②

7.全体的に毛が長い

8.全体的に毛が短い

9.毛が太い

10.あまり特徴がない

11.カタカブリダニ属

12.ナラビカブリダニ属

13.ウスカブリダニ属①

14.ウスカブリダニ属②

15.ウスカブリダニ属③

 

1.雌成虫を識別する(識別の準備)

カブリダニの種を識別するためには雌成虫のプレパラート標本を準備する.以下の①〜③の識別ポイントを観察し,2個以上当てはまればカブリダニの雌成虫と考えられる.いずれも当てはまらない場合には,カブリダニの雌成虫でないか,識別できないプレパラートの可能性がある.

雌成虫である場合は,ここをクリックして次へ進む

① 腹面に3枚の肥厚板(胸板・生殖板・腹肛板)が明確に識別されれば雌成虫である.腹面に2枚の肥厚板が識別される場合には雄成虫の可能性がある(雄成虫の鋏角には担精指がある).

② 第Ⅲ脚基部と第Ⅳ脚基部の間に受精嚢が識別されれば雌成虫である.作製されたプレパラートによっては受精嚢が観察しにくい場合もある.

③ 背面の胴毛(胴背毛)を計数し,22対以下であればカブリダニである.22対以上ある場合にはトゲダニ類の可能性がある.

④ 腹部に卵が観察される.この場合,腹部の卵を壊さないと腹肛板の形状が観察しにくい場合がある.

phytoseiid mite gamasid mite

egg